天気はあいにくの雨模様。ではありましたが、とても楽しみにしていた
九州視察・支援ツアーに参加しました。
長崎港から船で20分ほどで端島(軍艦島)がありました。
海底炭鉱の島で最盛期のときはこの島に5,300人もの人達が住んでいたと聞きました。
これは東京の約9倍の人口密度、当初は世界一の人口密度を誇っていたそうです。このちいさな島に高層の建物が密集して立ち並び、その外観が軍艦に似ていることから
軍艦島と呼ばれるようになったそうです。島には何十棟ものアパートがあり、
また、病院、郵便局、小学校、中学校、もあり島に住む人達の娯楽施設
映画館、パチンコ、スナックまであったという事です。その栄えていた炭鉱は
昭和49年に閉山、そして無人島となり雨風や高波といった自然の力によって
建築物は崩壊して今の形までなったそうです。
上陸する前に島の周りをぐるーっと一周してくれます。
軍艦島に詳しいガイドさんが海からみえる島の建物を
ひとつひとつ説明してくれました。
軍艦島上陸。運がよかったみたいです。軍艦島は天候、波の状況などで
船が島に着ける事ができず上陸出来ないことも多々あるようで、
軍艦島の周りで写真だけ撮って帰るしかないお客さんも沢山いるそうです。
上陸といっても、崩壊寸前の建物ばかりですので、島の中を全部自由に
散策できるわけではなく整備された観光ルートが存在します。
こちらは島の見取り図です。改めて軍艦島とよばれてきたことが確認できます。
軍艦『土佐』に似ていると言われる島の全貌がみてとれます。
この島で一際目立つこの赤いレンガの建築物。
これは炭鉱の中枢、総合事務所だったところだそうです。
島内は傘の使用が禁止されているので、みなさんカッパを来て島を回ります。
この建物が1916年に建てられた、今年で築100年、
日本最古の鉄筋コンクリート建てのアパートだそうです。
来年は立っているかわからないとまで専門家の方々が言っているそうで、
とてもすごい物を写真に収めることができました。
あっという間に軍艦島の観光が終わりました。
貴重な思い出になりました。