樹高は20m前後まで成長。 実は鳥やコウモリなどの餌となり、糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や岩塊などの上で発芽します。
幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を地面に向けて垂らす。
垂れ下がった気根は、徐々に土台や自分の幹に複雑にからみつき派手な姿になっていく。
ガジュマルの名の由来は、こうした幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説がある。
気根は当初はごく細いが、太くなれば幹のように樹皮が発達する。地面に達すれば幹と区別が付かない。
また、成長した気根は地面のアスファルトやコンクリートなどを突き破る威力がある。
こうした過程で土台となる木は枯れていくことから別名「絞め殺しの木」とも呼ばれる。
ガジュマルの名は、沖縄の地方名だが、由来は不明。
前述の「絡まる」の他、一部には『 風を守る 』 ⇒ 『 かぜまもる 』 ⇒ 『 ガジュマル 』となったという説がある。
そんな沖縄県民には親しみ深いガジュマルですが、先述したように『 精霊の住む木 』、『 歩く木 』、『 締め殺しの木 』などというオカルティックな異名を持っています。
『 精霊の住む木 』
ガジュマルには、沖縄の精霊(もしくは妖怪)である『 キジムナー 』が住んでいると言われているため、このように呼ばれます。
『 歩く木 』
成長した気根は実際に幹としての役割を果たすことが出来る。
最初にガジュマルの幹だった部分が腐ると、新しい根のほうに幹が少しずつ移動し、根の衰退と再生を繰り返しながら、数十年後には元々いた場所とは離れた場所にいるのだそうです。
『 絞め殺しの木 』
気根が到達した部分に他種の樹木があった場合はその樹木を土台として成長するのですが、土台にされた樹木はいずれ光合成ができなくなり枯れてしまうため、『ガジュマルに絞め殺された』ような形になります。
絞め殺しの木と呼ばれ恐ろしいようですが、自然界ではこのようなパワーがないと生き抜くことが厳しいのかも?
生命力に溢れエネルギッシュなパワーは『 勝ち取る力 』や『 もぎ取る力 』に通じているため、勝利をもたらす植物として出会いに出かけましょう♪
不思議なパワーを持つ『 ガジュマル 』…
調べていくと…まだまだ…