『 黒糖の日 』5月10日
沖縄では2010年から、5月10日は語呂合わせで黒糖をアピールする『黒糖の日』に制定されました。
沖縄で黒糖が作られるようになったのは今から380年程前、1623年(元和9年)琉球王朝尚豊3年、 儀間真常が中国から製糖法を学び普及が始まりました。
黒糖の原料は、沖縄のイメージの一つ『さとうきび』だけです。
黒糖を作る時期は、さとうきびの糖分が多くなる12月~ 4月です。
さとうきび収穫風景
さとうきびから汁を搾り出し、不純物を取り除いた後、加熱して濃縮していきます。
その後、撹拌しながら空気を含ませ、冷却し、黒糖になります。
一方、平成23年3月に『加工食品品質表示基準』及び『食品表示に関するQ&A』の改正により黒糖と加工黒糖の区別が厳格化されました。
黒糖を原材料の一部として、糖蜜や様々な風味などを加えたものは、『加工黒糖』として『黒糖』とは区別されています。
さとうきびは、沖縄県のほぼ全域で栽培されており、製糖業や貨物輸送業などへの経済波及効果も大きく、沖縄県にとって重要な作物です。
特に離島地域では、雇用機会を創出するなど、地域経済を支えています。
古くから沖縄では、亜熱帯の気候を活かしてさとうきびを栽培し黒糖を作ってきました。
現在、大きな含蜜糖製糖工場が残っているのは、伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の8つの離島です。
今日のおやつは、黒糖で決まりだね~♪