ヒジ川橋(及び取付道路)県指定文化財
ヒジ川橋は、首里崎山町にあった『 御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)』から識名園に至る途中の金城川(かなぐすくがーら)に架けられ、琉球石灰岩を用いた単拱橋(たんきょうきょう)【 ※アーチがひとつの橋 】で、17世紀半ばまでには造られていたと考えられています。
全長 13.18m、幅 5.2mで、橋の中央部が少し高くなり、3段の階段式になっています。
欄干は、切石を利用した質素な造りですが、見えない部分にほぞを造って巧みに組み合わせています。
橋のアーチは円弧を用い、橋脚部は布積みで、その他はあいかた積みにしています。
川床にも石を敷いて、橋脚部を川の浸食から防いでいます。
取付道路は緩やかな曲線を描きながら、勾配を調整して橋に取り付けられています。
道幅は約2.6mで、橋の東側28m、西側18.5mが指定されています。
案内板より