市指定文化財『 ワイトゥイ 』うるま市勝連平安名
ワイトゥイはうるま市勝連平安名(へんな)に築かれた断崖を掘削した農道です。
岩を割って取ったという意味から『 ワイトゥイ 』と呼ばれていますが、正式には『 比殿(ヒドゥン)農道 』といいます。
長年、村人は比殿(ヒドゥン)バンタの急崖の険阻な山道を登り降りしていましたが、苦難を解消するため、岩山をトゥングェー(金鍬)とカニガラ(石割棒)など人力だけで150mもくりぬき、1932年(昭和7年)~1935年(昭和10年)3年の歳月を費やして完成。