名勝 『 ハナンダー 』 自然橋
地元で『 ハナンダー 』と呼ばれる琉球石灰岩により形成された天然の橋。
本来は洞穴であったと考えられるが、長い間に風雨や橋下に流れる白水川などによる侵食作用により現在の部分を残した形になったと考えられている。
現在の『 ハナンダー 』2017年 ↓

大正8年頃の『 ハナンダー 』 ↓ ※具志頭村史第四巻より

橋の長さは約29メートル、幅約10メートル、高さ約10メートル、両橋脚間の距離は平均で16メートルの長さがある。
元禄15年(1702年)に成立した元禄国絵図に道筋として記載されているものと考えられ、古くは近世琉球時代から交通の要所として利用されており、具志頭間切を始め、玉城間切や摩文仁間切への重要な通り道でもあったと伝えられている。
また、かつて橋の下には『 ハナンダーグムイ 』と呼ぶ池の深いくぼみがあり、地元住民の川遊びの場として利用されていた。
案内版より