『大浦アサギ庭のガジマル』は大浦区のアサギ前広場に生育しており、幹は全体的に東に傾き、南東に2メートル隔てて垂下した気根が大径木のフクギを締めつけ、北東に伸びた幹が直角に曲がり上部樹幹を形成している。
多くの気根は幹や枝に巻きつき、垂下する気根は少なく、幹にはアコウが着生している。
アサギ庭を囲むようにアサギとニガミヤーが向かい合い、広場は、エイサー・村踊り・ウシデーク・アブシバレーなど村の行事を行う大切な空間となっている。
その広場に涼しげな陰を作り生育するガジマルは、古くから区民に親しまれ大切にされてきた樹木であり、これからも、大浦区をはじめ名護市を代表するガジマルの一つとして、大切に保護すべき樹木である。
樹齢約110年、樹高約16m、胸高周囲約3.3m
平成20年(2008年)3月
案内板より