名護市指定文化財(天然記念物)
安部拝所(あぶはいしょ)のガジュマル
樹齢約220年 樹高約21.6メートル 胸高周囲約6.85メートル
『 安部拝所(あぶはいしょ)のガジュマル 』は安部のニガミャーの隣りにある拝所のフクギの群落に混じって生育している。
周りにはフクギの他、モクタチバナ、ヤブニッケイ、アカテツ、ハマビワ、コクテンギ、ゲッキツ、クロツギなどが生育し、御嶽林を形成している。
幹は真直ぐに伸び、2メートル高で東に大径の幹のような枝をやや斜めにのばし、4メートル~5メートル高で多数分岐して、ほぼ円形状に四方に枝を広げる。
5メートル高で多くの気根が巻きつき、普通のガジュマルより垂下根が少ない。
巻きついた気根は若々しく、周りに生育するフクギを締めつけている。

毎年旧盆にはガジュマルの木の下で御願行事が行われており、古くから区民に親しまれる木である。