ワカリジーは、浦添城跡の東端に屹立する岩で、頂上の標高は約148mと市内で最も高い場所となっています。
1713年に成立した地誌『 琉球国由来記 』には浦添城内の御嶽についての記述があり、その中の『 小城嶽 』はワカリジーにあたると考えられています。
『 為朝岩 』とも呼ばれますが、これは近代になって付けられた呼称だと言われています。
ワカリジーは、英祖王と女神職のウシキンベーとの間に生まれたイソノシー(伊祖の子)を祀った場所とされ、主に前田集落から信仰され、首里や那覇からも参拝者が訪れたといいます。
沖縄戦中は米軍から『 ニードルロック (針のような岩)』と呼ばれ、日米両軍の間で争奪戦が繰り広げられた。
浦添市教育委員会より