新里の土帝君(トゥーティークン)
中国から伝わった習俗で、新里では沢川原の高台に石堂を造って祀っています。
石堂の中にはかつて陶器の仏像が三体祀られていました。
それぞれ土地の神、農作物の神、観音様とっして拝まれました。
昔は土帝君(トゥーティークン)祭りとして旧暦2月2日(ニングヮチカンカー)に、豚の頭や鶏の丸焼きなどお供え物をして盛大に祝いました。
農作物の害虫被害が大きい場合には、ここで虫払い(ムシバレー)の祈願をしてから西の竜宮を拝み、害虫を木の葉に乗せて海に流しました。
この他、稲作していた頃までは種取り(タントゥイ)の時に祈願されたようです。
観音様は、子供たちや旅に出ている者の健康祈願として拝んでいました。
南城市教育委員会より