琉球八社の一社である沖宮の御祭神は初めは霊木が祀られていたといいます。
その根源は奥武山の天燈山にありそこに鎮まる神様を、神社神道では天照大御神と称し、沖宮では天受久女龍宮王御神と称えています。
沖宮の創建は、尚金福王の時代で1451年という記録があるそうです。
「琉球王国由来記」によると15世紀中ごろに那覇構内で不思議に輝くものを国王が首里城よりご覧になり、漁夫に命じて探らせると、尋常ならざる古木を得たそうです。
翌夜より水面が輝くことがなかったので、この地に宮社を建て古木をお祀りし以後、国王を始め一般の尊崇をあつめ、特に中国往来の進貢船や薩摩往来の貢船、離島航海などの航海安全の祈願に尊信されたということです。
沖宮には、住吉神社・八坂神社・弁財天宮・権現堂がございます。
神社神道では、天照大御神、沖宮では天受久女龍宮王御神と称えています。
【沖宮】 那覇市奥武山44番地