史跡 『 ゆったちじょうのお嶽 』 八重洲町具志頭
『 ゆったちじょうのお嶽 』は、先史時代から古琉球時代の初期にかけて、このお嶽の周辺に存在した、『 よりたち 』と称する村落に属するお嶽で、『 よりたち 』の人々の崇信する祖霊神を祀ったお嶽である。
具志頭村内に現存するお嶽の中では、最も古いものであり、沖縄におけるお嶽の原型をとどめている、祀っらている神名は不明である。
『 ゆったちじょうのお嶽 』の名が、琉球国由来の具志頭間切のお嶽の条項に見えないのはなぜか?
琉球国由来期は、各間切からの報告に基づき首里王府が編集したものである。
お嶽については、間切では、村毎にその村に所属するお嶽について報告した。
ところが、琉球国由来期が編集された時には、『 よりたち 』は、具志頭村に移動合併しなくなっていた。
そこで、具志頭間切では、『 ゆったちじょうのお嶽 』については、報告しなかったと思われる。
案内板より