三山を統一した尚巴志とその父尚思紹の居住跡といわれています。
1979年の発掘調査によって、青磁・白磁のお椀や皿、土器、石器、鉄釘や小銭などが出土しました。
また、柱の穴の跡や土留めの石積みも確認されましたが、沖縄各地のグスクにみられる石垣はまだ発見されていません。
佐敷の慰霊塔
内原の殿(ウチバルヌトゥン)

内原の殿(ウチバルヌトゥン)は、女官たちの働いた場所といわれており、もともとはカマド跡付近にあったと考えられています。
以前は粟石の柱で壁はありませんでしたが、昭和55年にコンクリートの祠に建て替えられました。
月代宮(つきしろの宮)
現在この地には、尚巴志500年祭を機に、佐銘川大主・尚思招・尚巴志・尚忠・尚思達・尚金福・尚泰久・尚徳の8体を合祀した『 つきしろの宮 』が建立されている。
佐敷ノロ殿内
ノロ(ヌル)は、琉球王府時代に村落のお祭りを行い、宗教的に村落を管理支配した女性神役です。
ノロ殿内とは、ノロの火の神を祭ってある建物のことをいいます。
初代佐敷ノロは苗代大親(尚思紹)の長女でした。
佐敷ノロは代々、喜友名家の系続の女性が昭和初期まで継承していましたが、最後のノロが他界してからは後継者が途絶えています。
上グスク之嶽
拝所巡札『 東御廻り(アガリマーイ)』のコースの一つで、『 琉球国由来記 』には、祭神として、ステツカサノ御いべ・若ツカサノ御イベの二神が記されています。
もともとこの場所にあったのかは、まだ分かっていません。
南城市教育委員会
大里グスクを攻め落としたのち、この佐敷グスクより居を移しました。
グスク跡からは中城湾や勝連半島を一望できる高台にあり、久高島も望むことが出来る。
グスク巡りに出かけてみてはいかがでしょうか❓